2日目夜:台湾のテレビ
一人旅は気楽で自由でいいのだが、ホテルで一人で過ごす時間は退屈である。
そんなロンリーな旅人の最良の友がテレビである。
どこの国に行っても、中級以上のホテルなら大体部屋にテレビが置いてある。そして、殆どがケーブルテレビを導入しているので100チャンネルぐらい見れる。
だから、俺の場合、海外旅行中はテレビを見て過ごす時間が長い。
CNN(アメリカのニュース番組)、ディスカバリーチャンネル(ドキュメンタリー)、アニマルプラネット(野生の動物ドキュメンタリー)などの有名番組はどこの国でもやっている。日本でもケーブルTVを導入すれば見れる。
また、アニメ番組も多い。
インドでも韓国でも、日本のアニメが放映されていた。もちろん台湾でも日本アニメは人気のようで、複数のチャンネルで放映されていた。
ちびまる子ちゃんは中国語で「小丸子」と翻訳されていた。そのままやんけ。
なお、アニメじゃないが、暴れん坊将軍の翻訳が「暴坊将軍」だったのは少し笑った。暴坊なんていう中国語があるのだろうか。
台湾独自の番組となると、占いの番組や、中国語の歌番組が多かった。
また、日本のバラエティーやNHKも放映されていた。台湾に長期滞在している日本人なら重宝するだろう。
意外だったのは、日本の古いプロレスの試合が放映されていたことだ。
橋本真也や三沢光晴がリングで大暴れをしているのを見て懐かしい気分になった(現在では二人とも故人)。
WWEという世界中で人気のエンターテイメント重視のアメリカンプロレスもケーブルテレビの定番だが、日本プロレスの、ストイックな強さを魅せるスタイルも捨てがたいなあと思った。
後は、CNNのニュースで英語のリスニング能力を鍛えることもよくしている。ニュースは語彙の難度が高いし、話すスピードも速いのでほとんど意味が分からないが、少しは勉強になる。
そんな感じで海外のホテルで見るテレビも楽しいし、これも海外旅行の楽しみになっている。ホテルにテレビがあるかどうかは一人旅には重要なポイントなのだ。