最終日:冷静に帰国
名残惜しくても、多少のトラブルにも対処できるように余裕を持って空港に行かねばならない。
この日は7時過ぎ起床。
しばらくテレビを見て、8時前に一旦外出。この日も雨だった。
肉まんを買って帰った。美味い。
思うに、台湾で食べたもののなかで肉まんが一番美味かった。安いし。
9時20分ホテルをチェックアウト。
台北バスターミナルからバスで空港に向かった。
10時20分到着。
日本へのフライトは12時45分なので余裕である。
搭乗1時間前に最後の飯。
豚肉ワンタンラーメン160元(480円)。空港なのであまり期待してなかったが、意外に美味かった。
その後、残った台湾通貨を日本円に替えた。
飛行機は定刻通り出発。
10分後には、飛行機は分厚い雲を突き破り、窓からは眩しいぐらいの南国の太陽と青空が見えた。
さらば、台湾。
と言っても、大して感慨はわかない。
期間が短かったこともある。
概ね快適な旅だったのだが、率直に言って、物凄く楽しい事があったわけではなかった。
海外旅行にしてはインパクトが小さかったと言わざるを得ない。
そして、この旅のテーマであった、台湾の新たな魅力を発掘することに関しては上手く言ったと言い難い。
日本文化の浸透具合は驚きだったが、後は概ね想像通りだった。
帰りの飛行機の中でも俺は冷静に今日は何時に家に着くか、晩飯は何を食べようかとかを考えていた。
夕方6時には家に到着。
いつものように飯食って酒のんで寝た。
何事も無かったように、台湾旅行は終了したのだった。
(完)